東日本大震災から8年!工学部大学生から見た電気エネルギーの変化!
2011年3月11日に発生した東日本大震災から8年が経とうとしています。
この大地震とそれによって発生した福島第一原発の事故は今日の電気エネルギー事情に大変な影響をもたらしています。
震災発生当時、私は工学部の電気電子学科で原子力系の研究をする大学生でした。
就職活動シーズンが始まり、第一志望は東北電力としていたのを覚えています。
「原子力エネルギーの安定供給を通じて、企業活動や家庭の生活の安定安心をもたらしたい」そんな志望理由をわりと本気で話していました。
教授は東京電力はじめ電力関係出身者が多く、OBも多く在籍していたので、そういった話に触れるうちに私も ”電力関係を仕事に” と思うようになりました。
当時の電力会社は社会的信頼も社員の給与や保証も充実。
《電力さん》なんて呼ばれていたし、就職したい会社ランキングでも電力会社の占有率は高かったわけです。
ですが、、
優良企業としてあがめられていた東京電力は名誉を落とし、社員のバスには生卵が投げつけられるなどニュースになっていました。
「え。。生卵って、、、」と思いましたが。当時は本当にそんな状況でした。
「東電に憎し」は簡単に収まるものではなく、就職活動にも影響。
採用はごく少数に限られることとなり、一般応募の道は閉ざされました。
そもそも、「今年の採用はしません」というわけです。
それは衝撃ですよね。
私は電力関係の就職の道は閉ざされて、製造業へ変更し、幸いにも内定を頂くことができました。
必死に仕事に追われるとそんな過去を忘れてしまいがちですが。
原子力関係という働き方を選択肢に入れた学生はもちろん、電気電子学生に与えた衝撃は本当に大きかった。
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