オガワノマド~にっしい日記~

日々の出来事あれこれ綴れたらいいな☆

祖父の戦争と知覧特攻平和会館!

こんちには。

今日は74回目の終戦記念日ですね。令和になってはじめてということもあり、単に74回目というよりもより「過去の出来事」感が強まっていく気がしています。

 

祖父の戦争

私の祖父は特攻隊員でした。特攻隊になるための練習生だったようです。訓練中に終戦を迎え特攻作戦に加わることはなかったのですが、もし、祖父が戦死していたら当然私は生まれていないわけですから今の自分があるのも奇跡なんですね。

そんな祖父は5年前に静かに他界しました。祖父が死んでから「実は昔、特攻隊の練習生だった」と祖父の妹さんから聞きます。妻である祖母も知らなかったようでした。

どうして黙っていたんだろう、どんな思いだったのかな。子供の頃はよく祖父と将棋をしました。口数はすくなくあまり祖父と話した記憶はありません。でも、当時の話も聞いてみたかったな。

 

 知覧特攻平和会館

偶然にも『永遠のゼロ』という百田尚樹さんの作品の内容が自分の話とも重なり、よく近代歴史や特攻の話を取り上げた本や漫画を読むようになりました。そして昨年、念願だった鹿児島県の知覧特攻平和会館を訪問。残された遺品や遺書の数々は時間を忘れて見入ってしまうほど、エネルギーと思いやりに満ちていました。写真は記念館に展示されてる、海底から引き上げられた零戦。痛々しくもありますが当時の姿を残してます。

 

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知覧特攻平和会館は今後、あらたに撮りためていた証言映像を公開していき当時の特攻隊員や家族の思いを後世に伝えていくようです。昨日ニュースで大きく取り上げられていたのでご存じの方も多いのではないでしょうか。ぜひもう一度、ゆっくり時間をとって訪問したいですね。

 

www.sankei.com

 

「何分くらいあればみれますか?」とよく聞かれることがあるのですが、すべての展示品をじっくり読んでいたらまる1日あっても足りません。1日が難しかったとしても、せめて2時間位の時間は確保して行くことをおすすめします。

鹿児島はちょっと遠い、という方には『いつまでも、いつまでもお元気で』という本がオススメです。ぜひ一度手にとってみてください。澄んだ与論の海がとてもきれいで、本の中で紹介される特攻隊員の残した遺書の内容が際立っています。この本については過去にレビューをしていまのでその際の記事を参考に添付します。

achi3863.hatenablog.com

 

おわりに

祖父にも戦争によって別れた仲間がいたのかな。

祖父共々どうか安らかにねむってほしいです。